医師が警鐘! 近年では「認知症」との関連も注目される【悪玉菌】が引き起こす深刻な"7つの症状"

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「腸内環境」と「認知症」の関連についても研究が進んでいるという(写真:C-geo/PIXTA)
近年の「腸活」ブームもあり、腸内環境の重要性については広く認知されてきましたが、では「悪玉菌」はいったい何が「悪」なのかと聞かれると、意外と知らない人も多いのではないでしょうか。
そこで本稿では、腸内の「悪玉菌」が引き起こす深刻な体の不調について、川本氏の著書『コンパクト版 結局、腸が9割 名医が教える「腸」最強の健康法』から一部を抜粋・編集する形で解説します。

そもそも、悪玉菌の何が「悪」なのか?

私たちが悪玉菌と呼んでいる細菌は、何が「悪」なのでしょう? どんな悪いことをしているから「悪」と付けられているのか、知っていますか。

まず、ウェルシュ菌やボツリヌス菌といった、人間の体に大きな害を及ぼす代表的な菌がいます。どちらも食あたり、下痢、嘔吐など激しい症状を引き起こす、悪玉菌の代表です。

他にも、硫化水素やインドールといった、悪臭を放つ腐敗ガスを発生させる悪玉菌がいます。実は、意外にこれがクセものです。

食べたものは、基本的に小腸で体に吸収されます。しかし、量が多すぎたり、タンパク質が分解されにくいような形に加工、調理されていたり、何かしらで質が変性したタンパク質になっている、などの理由で、本来なら小腸で分解、吸収されるはずのものが、分解、吸収しきれずに残って大腸まで来てしまうと、悪玉菌のエサになるのです。

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