医師が警鐘! 近年では「認知症」との関連も注目される【悪玉菌】が引き起こす深刻な"7つの症状"
糖質オフダイエットの流行もあり、肉なら太らないだろうとたくさん食べている方や、ソーセージやベーコンなどの加工肉が好きな方、揚げ物が大好きな方は要注意。その食べ方は、腸内の悪玉菌を増殖させている可能性があります。
大腸までやってきた肉類の残りカスなどのタンパク質は、悪玉菌の大好物。こうしたタンパク質をエサにして、食べて分解し、腸内で腐敗ガスを発生させます。この腐敗ガスは、おならや便のニオイ、体臭などを臭くする原因になるのです。
しかも、ただ臭くするだけではありません。ガスが腸から体内に吸収されて血液中に入り、それが皮膚まで届いて肌荒れを引き起こすこともあるのです。
便秘症の方が、トイレの後のニオイを気にしたり、肌荒れに悩まされることが多いのはこのためです。
「日和見菌」の顔をした「悪玉菌」の存在も
勘違いしている方が多いのですが、おならも便のニオイも、本来はそんなに臭いものではありません。ニオイが気になるということは、すでに腸内で悪玉菌が増えているサインなのです。
とはいえ、ニオイの問題と肌荒れ程度なら、そこまで重大な悪さではないのかな? と思ってしまいそうですが、それだけではありません。
悪玉菌は、腐敗ガスだけでなく、発がん性を持つ毒素なども産生します。実はその毒素が大腸がんの原因になっているのではないか、ということもわかりつつあります。
しかも、悪玉菌だけでなく、日和見菌の中にも大腸がんの原因になっているものがいるかも、という論文も発表されています。実は「"日和見菌"の顔をした"悪玉菌"」がいるのです。
一部の悪玉菌と日和見菌の中には、体にとって有害なものを産生する菌がいる。それらの菌が多くなっているのが、腸内フローラのバランスが悪い状態です。
さらに最新の研究では、悪玉菌の出す毒素が増えると、高血圧、糖尿病、動脈硬化などの、放っておけば重篤な病気になる症状を引き起こすこともわかってきました。実は大腸がんの原因になる慢性炎症に、悪玉菌のひとつが関わっているということも解明されてきているのです。
もし、あなたが常に便秘がちなら、そうした悪い菌が排出されず大腸内にとどまっているということ。それらの菌が腐敗ガスや毒素を出し続け、次々と仲間を増やしていくことになります。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら