この安部公房の言葉は、なかなかわかりにくい。
安部公房は世界的に有名な小説家で、ノーベル文学賞の有力候補だったともいわれる。代表作に『砂の女』『他人の顔』『燃えつきた地図』『箱男』『密会』『笑う月』などがある。
「言語表現」に「不信」と「絶望」を抱いている
小説家だから、言語で表現するのが仕事だ。それなのに「言語表現」に「不信」と「絶望」を抱いているというのだ。もしあなたが何かの商品を作っている、あるいは売っているとして、その商品に「不信」や「絶望」を抱いているとしたら、どうだろう? それでも作るのが仕事だし、それでも売るのが腕の見せどころという人もいるかもしれない。しかし、それを買うほうはたまったものではないし、やはり「これは良い商品で、買った人のためになる!」という自信と希望を持てるほうが、仕事のしがいがあるだろう。




















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