「いじめ、不登校、モンスターペアレントには⋯どう対応する?」ドラマ「御上先生」でも話題《学内塾》の知られざる裏側

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それにしてもこのビジネスモデル、一体どうやって思いついたのだろうか。

「最初に我々が入った学校の学内塾は、もともとは大手の学習塾がやっていたんです。最初はそれを模倣していましたが、物足りなく感じていたんです。校内で学校の先生、とくに校長先生と話しているうちに、『その問題点は自分たちが解決できるんじゃないか』と思い、5~6年かけて作り上げてきました」

教員に対して授業研修も行う(写真:高田さん提供)

いじめやモンスターペアレント対応も体当たりで挑む

通常であれば積極的には手を出したくないであろう、いじめやモンスターペアレントへの対応。そこへ体当たりで挑み、解決への道筋を作り出す。その発想こそが「学校改革」を担う塾となったわけだ。

「学校改革を掲げるからには、私自身、全力で取り組まなければなりません。もちろん社員はちゃんと休みますが、私や役員は24時間、365日フル稼働状態です。そこはもう採算度外視でやっています」

実際に「学びの森」には全国の学校から新規の相談が相次いでいるという。

「来年度も新たに契約を結ぶ学校が数校あります。多忙ではあるけれど、ニーズのある限りは応えていきたいと思っています」

高田氏の挑戦は続く。

*この記事の続き
「うちの生徒は偏差値が低いから⋯」《子どものやる気を失わせる》本当の問題は何なのか
松原 大輔 編集者・ライター

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まつばら・だいすけ / Daisuke Matsubara

富山県出身。編集者・ライター・YouTubeプロデューサー。中央大学法学部卒。在学中より故・永谷修氏に師事。大学卒業後、講談社生活文化局にて編集見習いとなる。その後、文藝春秋『Sports Graphic Number』編集部などで編集者・記者を経て、2018年に独立。書籍の企画、編集や執筆活動、YouTubeの動画制作・プロデュース、アーティストマネジメントなどを行っている。

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