「たとえば学校にいじめや不登校などの問題があれば、その解決に向けて学校とともに取り組みます。いわゆるモンスターペアレントへの対応、また場合によっては校則を変えるアドバイスなども行います。
もちろんこうしたことは本来、学校が取り組むべき事柄ですが、言われているように学校の先生は授業、部活その他でやるべきことが多すぎて、こういったことになかなか手が回らないんですね。そこを私たちがバックアップしています」
子どもが「学校に行きたい」と思わせる改革案を作る
「『学びの森』に依頼してくるのは志願者の減少に悩む学校がほとんどです。生徒数が集まらないのは、言ってしまえば学校に『魅力』がないからです。では、なぜ魅力がないのか、その原因はどこにあるのかを突き止めないといけない。そのためにも私自身と役員が教員として学校に入ることから始めます」
まず高田氏本人が教員として学校で授業を行い、各学校の教職員に交じり、会議に出たり、子どもたちとコミュニケーションをとったりしながら、問題をあぶり出していく。
ちなみに大学中退の高田氏は教員免許を所持していないが、私立の場合、教員免許がなくても特別免許状、特別非常勤講師という仕組みを使って、教壇に立つことができる。

高田氏本人は全国の契約校を飛び回るため、ひとつの学校に毎日は行けないが、「学びの森」の社員を常駐させることで、常に学校の状況を把握している。
「たとえば、いじめがあって学校が荒れている、学校の魅力が十分に発信されていない、競合校との差別化ができていないなど、何が問題なのか1校1校、実際に学校で働きながら探っていき、子どもたちが『学校に行きたい』と思わせるための改革案を学校側に提案していくことになります」
高田氏のいじめの対処方法も「型破り」だ。
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