若手の7割が「上司の言い方が改善されていれば、退職・転職を思いとどまった!?」 許せなかった"上司の言い方"ランキング10

なぜ上司の一言で、こんなにも多くの若者が会社を去っていくのか……。
調査結果を見て愕然とした。ペンマークとアルバトロスの「Z世代と上司のコミュニケーションに関する実態調査」によると、Z世代の若手社員の70.6%が「上司の言い方や伝え方が改善されていれば、退職・転職を思いとどまった可能性が高い」と回答している。
そのうち約3人に1人は「可能性は非常に高いと思う」と感じているという。給与や待遇よりも、上司の「言い方」が離職の大きな要因となっている。

そこで今回は、筆者が若手から受けた相談やX(旧:Twitter)などSNSへの投稿から浮かび上がった、“許せなかった上司の言い方”についてランキング形式にしてSNSの投稿も一部抜粋しつつ解説する。(※ランキングは筆者の経験と私見を交えて作成した)
もしかしたら言った覚えがある人もいるかもしれない。どんな表現が部下との信頼を傷つけるのか。部下育成に悩む管理職の方は、ぜひ最後まで読んでもらいたい。
まずは9・10位
これは、業務時間外の勉強会や作業を強いる際に使われやすい言葉だ。
ある若手がこう吐露していた。
「終業後に2時間の勉強会を強制され、家に着くのは深夜。翌日も普通に出勤なのに、この一言でモチベーションがゼロになった」
Z世代はワークライフバランスを重視する。無給の残業を「自己研鑽」と美化されることに強い違和感を覚えるのだ。
一見もっともらしい表現だ。しかし、プライベートな話題を強要するニュアンスで使われるときに、不快感を与えるようだ。
転職したばかりの社員がこう呟いた。
「仕事上の質問など必要なことはしているのに、プライベートを晒せと言われている気がして悶々とした」
Z世代は仕事と私生活の境界を明確にする。上司はよかれとコミュニケーションを取ったつもりでも、強制的な雑談を「ハラスメント」と捉える人もいる。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら