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若手の7割が「上司の言い方が改善されていれば、退職・転職を思いとどまった!?」 許せなかった"上司の言い方"ランキング10

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  • 横山 信弘 アタックス・セールス・アソシエイツ 代表取締役会長
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(1)フラットなコミュニケーションができる上司

僕と私と社の「働き方に関する意識調査」では、Z世代の理想の上司として「気軽に相談しやすい」人がトップに挙がっている。相談しやすく、フラットな関係を築けることを意味する。

Xのポストでも「仕事のことを相談できる人」が理想と語る声が多い。やはり「上意下達」という思想は、多くの若者から拒絶されることだろう。

もちろん指示・命令はあってもいいが、その理由をかみ砕いて説明し、納得感を与えるコミュニケーションが不可欠なのだろう。

(2)伴走者としてサポートする上司

ペンマークの「【Z世代若手社員の意識調査】Z世代が選ぶ“最高の上司”、1位は困った時の「具体的サポート」」によると、Z世代は上司を従来の「指導者」や「評価者」ではなく、「伴走者」として位置づけているようだ。

Xでは上司の「人柄」を重視する投稿が目立つ。信頼関係を築き、温かい人柄で部下を気にかける上司が理想なのだ。

なぜなら、どこに問題があり、どうすればいいのか?は、上司よりもAIのほうが丁寧に教えてくれる。だから上司には、AIには頼れない、もっと情緒的なケアを求めるのだ。

(3)公平性を重視する上司

ビズヒッツの「ついていきたいと思われる上司の特徴ランキング!」調査では、理想の上司にもっとも期待することの1位が「公平性」だった。2位以降はリーダーシップや責任感が続く。

Z世代は個性を尊重され、助け合いながら働く職場を理想とする。自分の価値観を押し付けたり、自分の考え方と同じ人だけ優遇するような、そんな上司は望まれない。

上司たちの理想の部下像とは?

これらの特徴を総合すると、Z世代の理想の上司は「指導者」ではなく「パートナー」である。給与や待遇ももちろん大事だが、それ以上に人間関係が離職を左右する。とくに上司との関係性は、ハーズバーグの二要因理論の「衛生要因」にあたるからだ。

SMBCコンシューマーファイナンスの「世代間ギャップに関する調査2025」によると、Z世代・若手にとっての理想の上司1位が「仕事のことを相談できる」であるのに対し、上司・先輩にとっての理想の若手社員の上位3位は、「こまめに報告・連絡・相談をする」「時間・締切を守る」「自分で考えて行動する」だった。

若手に、こまめに報告・連絡・相談を望む前に、上司や先輩自身が相談しやすい環境をつくらなければならないだろう。

言葉一つで、若者の未来が変わる。離職防止のため、上司たちの「言い方」「接し方」を改善すべきだろう。

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