若手の7割が「上司の言い方が改善されていれば、退職・転職を思いとどまった!?」 許せなかった"上司の言い方"ランキング10
これも「脅し」と受け止められるような表現だ。若手を会社に縛りつける意図が透ける。このような声が聞こえてきた。
「むしろ『この会社じゃ通用しない自分』と思い込み、辞める決意を固めた」
現在は、他社の情報を容易に得られる時代だ。転職活動を通じて、容易に自分の市場価値を測ることができる時代だ。そのため、こうした言葉は逆効果になる可能性もある。
善意の励ましがプレッシャーに変わるパターンだ。私も驚きだが、これは意外にも大きなプレッシャーを与えることになるのだ。私自身もアンケートを実施したことがあるが、このフレーズは、「プレッシャーを感じる」と答える人が多かった。
SNSでも「相手の負担を考慮せず、逆効果だった」との声が挙がっている。
未熟さを一方的に責めるフレーズだ。
「そのやり方、誰に教えてもらった?」
と責められて、謙虚に受け止められる人はどれぐらいいるだろうか? 感情的な愚痴や不満をぶつけられることに耐えられる人は少ない。Xの投稿で多かった声はこうだ。
「自分の無知を突きつけられ、会社に行くのが憂鬱になった」
Z世代の理想の上司像とは何か
これらのランキングからわかるのは、上司の言葉がZ世代の自己効力感と帰属意識(エンゲージメント)を低下させる点だ。Xのポストでは、ネチネチした当たりや、感情的な叱責も問題視されていた。いっぽうで、ポジティブな指導が離職を防ぐ例もある。
では、若者はどんな上司を求めているのか。
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