若手の7割が「上司の言い方が改善されていれば、退職・転職を思いとどまった!?」 許せなかった"上司の言い方"ランキング10

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
■第3位「ほかの会社じゃ通用しないよ」

これも「脅し」と受け止められるような表現だ。若手を会社に縛りつける意図が透ける。このような声が聞こえてきた。

「むしろ『この会社じゃ通用しない自分』と思い込み、辞める決意を固めた」

現在は、他社の情報を容易に得られる時代だ。転職活動を通じて、容易に自分の市場価値を測ることができる時代だ。そのため、こうした言葉は逆効果になる可能性もある。

■第2位「期待しているから頑張って!」

善意の励ましがプレッシャーに変わるパターンだ。私も驚きだが、これは意外にも大きなプレッシャーを与えることになるのだ。私自身もアンケートを実施したことがあるが、このフレーズは、「プレッシャーを感じる」と答える人が多かった。

SNSでも「相手の負担を考慮せず、逆効果だった」との声が挙がっている。

■第1位「常識的に考えてわかるでしょ」

未熟さを一方的に責めるフレーズだ。

「そのやり方、誰に教えてもらった?」

と責められて、謙虚に受け止められる人はどれぐらいいるだろうか? 感情的な愚痴や不満をぶつけられることに耐えられる人は少ない。Xの投稿で多かった声はこうだ。

「自分の無知を突きつけられ、会社に行くのが憂鬱になった」

Z世代の理想の上司像とは何か

これらのランキングからわかるのは、上司の言葉がZ世代の自己効力感と帰属意識(エンゲージメント)を低下させる点だ。Xのポストでは、ネチネチした当たりや、感情的な叱責も問題視されていた。いっぽうで、ポジティブな指導が離職を防ぐ例もある。

では、若者はどんな上司を求めているのか。

次ページどんな上司の下で働きたい?
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事