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すごいベンチャー【43】Almaprism/ビデオゲームで小児ADHDの診療を支援

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Almaprism 糟野新一CEO

Almaprismの糟野新一CEO。京都府出身。京都大学総合人間学部卒業。在学中にグラフィックデザインを独学で学ぶ。大学卒業後、任天堂に入社。ゲームデザイナーとして「Nintendo Labo」をはじめ数々のゲームの企画開発に携わる。その後ベンチャー企業で京都大学と学術研究を行い、ゲームを使用した学術研究プロジェクトにて開発を指揮。2022年4月にAlmaprism合同会社を設立し、医療用ゲームのプロトタイプの開発に従事。2025年2月から現職(写真:Almaprism)

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資金調達の二極化に加え、東証グロース市場改革の荒波にもまれる日本のベンチャー。イグジットの長期化を見据えた競争力強化が待ったなしだ。本特集ではスタートアップ業界の最前線を徹底取材した。

[社 名]Almaprism(アルマプリズム)
[設 立]2022年4月
[代表者名]糟野新一
[資本金*]1億5330万円
[従業員数]6人╱7人
[所在地]京都府京都市

「ADHD(注意欠如・多動症)は本人の特性であるのみならず、本人と周りの環境など社会との間に起きている摩擦である。両者が適切な理解と歩み寄りをすることができれば、その摩擦は減らすことができる」

こう語るのは、Almaprismの糟野真一CEO。任天堂時代に培ったビデオゲーム開発の経験を活かし、ADHDの診断とケアのあり方を大きく変えようとしている。

ゲームで「診断」を短時間に

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