若手の7割が「上司の言い方が改善されていれば、退職・転職を思いとどまった!?」 許せなかった"上司の言い方"ランキング10

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
■第8位「許されるのは今のうちだけだよ」

脅しめいたこのようなフレーズは、たしかに若者の心を傷つけるのかもしれない。

20代の若者がこう吐露していた。

「上司から『許されるのは今のうちだけだよ』と言われて、会社に縛られるプレッシャーを感じ、むしろ辞める決心がついた」

Z世代はキャリアの柔軟性を求める世代だ。こうした言葉は「この職場は成長の場じゃない」と判断させるのだろう。

決めつけは“NG”

■第7位「今の若い子は〇〇だから」

これは良くない。世代を一括りにした”一般化”の表現だからだ。

「今の若い子は、承認欲求が強いから」

「今の若い子は、すぐ諦めるから」

「今の若い子は、付き合いが悪いから」

こういった決めつけた表現は、相手の立場に立って物事を考えていない証拠。差別的に聞こえる若者もいるのだろう。

Xの投稿では、“今の若い子”という言葉に対して複数の批判の声が多くみられた。

「ステレオタイプで括られるのが耐えられず、成長できないと感じた」――。

Z世代は多様な価値観を尊重する。このようなレッテルを貼るような表現は、心の距離を広げるだけだ。

■第6位「みんなそうだよ」

個人の悩みを一般論で片付ける表現だ。

「君だけじゃない」

「みんな苦労してるんだ」

「俺が若い頃なんて、もっとひどかったんだから」

このように言われて、癒やされる人など存在しない。こう吐露している人もいた。

「上司に相談したらこの一言で、自分の苦しみが軽視された気がして辞めたくなった」

心理的安全性が低い職場は、著しくやる気を低下させる。「みんなそうだよ」なんて言われたら、何も相談できなくなるだろう。

■第5位「前も言ったよね、何度言わせるんだよ」

ミスの繰り返しを責めるような言葉だ。このような表現が相手に強いプレッシャーを与え、余計にミスを誘発することだろう。

「無能扱いされてチームの一員じゃなくなった気がした」

こう落ち込む人もいた。

Z世代はポジティブなフィードバックを好む。ネガティブな繰り返しは自己効力感を低下させるのだ。

■第4位「今辞めたら成長できない、退職は逃げ」

このようなことを言われた若者は、「むしろ逃げたくなる」と揶揄していた。無理な「我慢」を美徳とは思わない人も多い。それに成長できる環境を選ぶ権利もある。

だから、こうした言葉によって「この会社は古い」と判断されるのも無理はない。

次ページこの言葉は絶対にダメ!トップ3
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事