数学ができる人の共通点「数字のセンス」の正体 東大生は文系でも"匂いでかぎ分け"間違い防ぐ力が身に付いている

(写真:mjilapong / PIXTA)
数字に強い人とそうでない人。いったい何が違うのでしょうか?
実は、「数字に強い」というのは、ただ生まれ持ったセンスがあるというものではないのです。計算の仕方を工夫したり、数字の捉え方をほんの少し変えてみるだけで、誰でも「数字に強い」人になれるのです。
この記事では、『数字に強くなる30のトレーニング』(TAC出版)を上梓した西岡壱誠さんが、計算のテクニックをご紹介します。
東大生に共通する「数字のセンス」とは何か
数学の点数が高い生徒には、共通点があります。それは、「数字に対する感度が高い」ということです。
問題の中で数字がどう動くか、どんな数字が現れやすいか、という感覚を自然に掴んでいるため、なんとなく「この数字が答えっぽいな」というのがわかってしまうということです。
これは、単に計算が速いということではありません。数字の特徴や傾向を、まるで“匂いで嗅ぎ分ける”ように直感的に感じ取ることができる。それこそが、「数字のセンス」です。
実はこの数字のセンス、東大生の多くが非常に高い水準で持っています。東大は文系であっても数学の得点が重要で、論理力とともに「数字の動きを読む力」を問う問題が多いため、そういう能力が磨かれている場合が多いのです。今日は、3カ月後に迫った共通テスト数学の話をテーマにお話しさせていただきます。
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