「小1で不登校、高卒、大借金、ひも暮らし⋯」どん底生活から教壇に立ち、学内塾の経営者へ"驚きの大逆転人生"

「ひとりの先生との出会い」で教育を志す
「小学校1年生のときに不登校になったんですよ。入学式の帰りに上級生にいじめられて嫌になって学校に行かなくなりました。4年生になって転校するまでぼーっとしていましたね」
笑い話のように語るのは、高田康太郎氏。現在、「学校改革」を掲げる学内塾を経営する株式会社学びの森代表取締役CEOにして、自らも教員として教壇に立つ。

石川県金沢市出身。現在、41歳。派手なフレームのメガネにツンツンヘア、手にはルイ・ヴィトンのクラッチバッグ……。
「先生」と呼ぶにはいささか「やんちゃ」な風体であるのは、高田氏のこれまでのキャリアが大きく影響している――。
勉強が嫌いで学生時代にはほとんど勉強をしてこなかったという高田氏が教育者を志したのは中学3年生のときの、ひとりの先生との出会いがきっかけだった。
「中3の文化祭で行われた演劇を教えてくれた先生がいたんです。人気の先生でしたね。そのときの演劇で主役を任されて、『自分がやりたいことはこれだ!』と思えたんです。それで『演劇部に入らないか』と誘われて、のめり込みました」
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