「小1で不登校、高卒、大借金、ひも暮らし⋯」どん底生活から教壇に立ち、学内塾の経営者へ"驚きの大逆転人生"

✎ 1 ✎ 2
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
高田康太郎氏
株式会社学びの森CEO・高田康太郎氏。教員免許は持たずに大学中退という異色の経歴の持ち主だ(写真:尾形文繁)
この記事の画像を見る(5枚)
全国各地の学校に学内塾を開設し、学校改革のために全国各地を飛び回る、株式会社学びの森CEO・高田康太郎氏。学校の管理職、教職員との会議はもちろん、教員として生徒たちへ勉強も教えるプレイングマネージャーだ。
高田氏が受け持つ学校は魅力的な変貌を遂げると評判となっている。そして、高田氏自身も各学校での生徒はもちろん、保護者たちからの人気も高い。
しかし、その風体は一般的な教師のイメージとは大きく異なる。実は彼は教員免許は持たず大学中退という異色の経歴の持ち主だ
いったい、どんな半生を経て現在に至るのか、その人物像と教育理念に迫る。
【この記事の続き】
「人生最後のチャンスかもしれない⋯」高卒から学内塾経営者に転身できた「どん底生活」という"最大の武器"

「ひとりの先生との出会い」で教育を志す

小学校1年生のときに不登校になったんですよ。入学式の帰りに上級生にいじめられて嫌になって学校に行かなくなりました。4年生になって転校するまでぼーっとしていましたね」

笑い話のように語るのは、高田康太郎氏。現在、「学校改革」を掲げる学内塾を経営する株式会社学びの森代表取締役CEOにして、自らも教員として教壇に立つ。

派手なメガネと髪型は”教員“らしくない風貌だが、生徒からの信頼は厚い(写真:尾形文繁)

石川県金沢市出身。現在、41歳。派手なフレームのメガネにツンツンヘア、手にはルイ・ヴィトンのクラッチバッグ……。

「先生」と呼ぶにはいささか「やんちゃ」な風体であるのは、高田氏のこれまでのキャリアが大きく影響している――。 

勉強が嫌いで学生時代にはほとんど勉強をしてこなかったという高田氏が教育者を志したのは中学3年生のときの、ひとりの先生との出会いがきっかけだった。

「中3の文化祭で行われた演劇を教えてくれた先生がいたんです。人気の先生でしたね。そのときの演劇で主役を任されて、『自分がやりたいことはこれだ!』と思えたんです。それで『演劇部に入らないか』と誘われて、のめり込みました」

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事