「小1で不登校、高卒、大借金、ひも暮らし⋯」どん底生活から教壇に立ち、学内塾の経営者へ"驚きの大逆転人生"

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だが不思議なことに、そんな状況でも高田氏は「自分が教育者になる」という思いは決して捨てていなかった。

「にっちもさっちもいかないどん底の中でも、なぜか自分が中高生の前で先生をやるというイメージは、ずっと持っていましたね」

どん底生活に訪れた転機

その思いが天に通じたのか、またも高田氏に転機が訪れる。

知り合いから「塾の仕事を手伝ってくれ」と頼まれたのだ。

「紹介してもらったはいいけど、その塾は生徒が集まらず、給料もほとんど出ないというどうしようもない状況でした。でも、自分は新規の生徒を1カ月で30人集めたんです」

「授業が抜群に面白い」と話のうまさには定評がある(写真:高田さん提供)

ここにきて、これまでの経験が活きた。演劇で培った表現力に加え、ネットワークビジネスで鍛えた話術が功を奏した。「面白い先生がいる」と評判になり、担当の教室はいっぱいとなった。

どん底だった高田氏の人生に「一筋の光」が差した瞬間だった。

【この記事の続き】
「人生最後のチャンスかもしれない⋯」高卒から学内塾経営者に転身できた「どん底生活」という"最大の武器"
松原 大輔 編集者・ライター

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まつばら・だいすけ / Daisuke Matsubara

富山県出身。編集者・ライター・YouTubeプロデューサー。中央大学法学部卒。在学中より故・永谷修氏に師事。大学卒業後、講談社生活文化局にて編集見習いとなる。その後、文藝春秋『Sports Graphic Number』編集部などで編集者・記者を経て、2018年に独立。書籍の企画、編集や執筆活動、YouTubeの動画制作・プロデュース、アーティストマネジメントなどを行っている。

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