「小1で不登校、高卒、大借金、ひも暮らし⋯」どん底生活から教壇に立ち、学内塾の経営者へ"驚きの大逆転人生"

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恩師との出会いをきっかけに演劇にどっぷりハマることとなる。高校では自身で劇団を旗揚げするまでとなった。

地元の小学生たちに芝居を教え、演じてもらう小学生劇団だ。高校では役者、自身の劇団では団長として、演出などのプロデュースに携わった。

恩師とは高校卒業後も、食事などに誘ってもらうなどして交流が続いた。勉強は嫌いだが、その先生のことが大好きだった

「恩師の自死」という衝撃

高校では演劇こそ真面目にやっていたが、勉強はほとんどせず。小学生でいじめられたのをきっかけに始めていたレスリングを続けており、その体格もあって、いわゆる「やんちゃ」な部類の学生だった。

「学びの森」取締役の猪俣文行さんと(写真:高田さん提供)

そんな高田氏に高校3年のころ、転機が訪れる。それは中3のころに演劇を指導してくれた恩師の自死だった。

「恩師が亡くなる1週間前、電話で話をしたんです。新しい赴任先の子どもたちと上手くいかなくて悩んでいると。そのとき私は、それは子どもたちが悪いよって答えたんです。でもその先生は『いや、子どもたちは悪くない、悪いのは大人だ』っておっしゃって……」

「それから、『なんで大人が悪いんだろう』とずっと悶々として、その答えを知りたくて『よし、自分も教育者になろう』って思ったんです」

教員免許をとろうと、教職課程のある関東の私立大学になんとか滑り込んだ。

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