
食べる量だけでなく食事の内容も重要
肥満(WHOの基準によるとBMI〔体格指数〕が30以上)が将来の健康に及ぼす影響はきわめて大きい。糖尿病、心血管疾患、癌、認知症など、さまざまな恐ろしい病気との関連が指摘されている。
アメリカでは、人口の40%以上が肥満の状態にあり、重症肥満(BMIが40以上)の人の割合も10人に1人近くに達する(BMIが40とは、身長173センチの人の場合、体重が122キロを超えていることを意味する)。
問題は、どれくらい食べるかという点だけではない。なにを食べるかも重要だ。アメリカの著述家マイケル・ポーランの「食べすぎを避け、植物性食品を中心に食べよ」というアドバイスは、一般的に好ましいとされる食生活を簡潔に言いあらわしている。
長寿を目指すうえでは、加工度の高い食品を避け、赤身肉と糖分の摂取を減らし、地中海式の食生活を実践すべし、ということになる。
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