タイムリミットは7日間!”AIを騙して”大金を稼げ 阿部寛主演の衝撃的マネーサスペンス『キャンドルスティック』

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3カ国を跨いでの撮影には困難も

米倉強太監督
米倉監督は「MEN'S NON-NO」の元専属モデル。同雑誌の初代モデルとして活躍していた主演の阿部とは先輩後輩の間柄だ(写真:©2025CANDLESTICK PARTNERS)

日本と台湾の国際共同製作となる本作の撮影は、日本、台湾、イランで2024年5月から9月にかけて敢行された。台湾での撮影は、日本からは最少人数で現地スタッフと合流。現地スタッフは一流のスタッフが集まり、台湾のランドマークタワーとして知られる「台北101タワー」で初の映画撮影が行われることとなった。

一方のイランロケは、ちょうどイスラエルとイランの緊張関係が高まっていたという時期的な問題、治安上の問題などにより日本人スタッフは渡航せず。米倉監督は、完全リモート体制で演出を行い、ネット回線の速度制限と戦いながらも、遠隔からの演出を敢行した。そうした状況であるにもかかわらず、クオリティの高い映像が撮影されてきたということで、映画大国イランのレベルの高さを感じることとなった。

AIを騙して金融市場をコントロールする、という一見、荒唐無稽な、夢物語であるようにも思えるようなアイデアだが、実はこれは経済学者を交えて脚本を組み立てている最中に生まれてきたアイデアなのだという。まさに今の時代ならではのエンターテインメント作品となっている。

壬生 智裕 映画ライター

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みぶ ともひろ / Tomohiro Mibu

福岡県生まれ、東京育ちの映画ライター。映像制作会社で映画、Vシネマ、CMなどの撮影現場に従事したのち、フリーランスの映画ライターに転向。近年は年間400本以上のイベント、インタビュー取材などに駆け回る毎日で、とくに国内映画祭、映画館などがライフワーク。ライターのほかに編集者としても活動しており、映画祭パンフレット、3D撮影現場のヒアリング本、フィルムアーカイブなどの書籍も手がける。

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