タランティーノといえば、B級バイオレンスアクション映画の奇才というのが一般的なイメージだろうか。映画オタクとして知られる彼は、従来の映画脚本の構成や演出のセオリーを無視し、自らが見たいもの、作りたいものを追求した。好きな俳優をキャスティングし、名作のオマージュシーンも多い。
音楽の選定のほか、劇中のアイテム(架空のたばこ「レッド・アップル」など)や食事のメニューにも自らアイデアを出す徹底したこだわりがある。強烈なインパクトの奇想天外な物語の数々は、世界中の映画祭で数え切れぬほどの賞を受賞。『パルプ・フィクション』(1994年)ではカンヌ国際映画祭パルム・ドール、アカデミー賞脚本賞受賞、同作品賞・監督賞にノミネートされた。
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読み頂けます。
ログイン(会員の方はこちら)
無料会員登録
登録は簡単3ステップ
東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
おすすめ情報をメルマガでお届け
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら