友人の死体を食べる、生存者たちの苦渋の決断 映画『雪山の絆』72年に起きた遭難事故の真実

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映画『雪山の絆』のワンシーン
映画『雪山の絆』監督:J・A・バヨナ/キャスト:エンゾ・ヴォグリンシク、アグスティン・パルデッラ、マティアス・レカルト ほか/上映時間:2時間25分/一部劇場にて公開中、Netflixにて世界独占配信中(写真:Netflix)

1972年に起こったウルグアイ空軍機571便遭難事故は50年以上経った今でも衝撃を与える。カニバリズムという際どい問題が潜んでいることが大きい。本作はその事実と真摯に向き合いながら、生き延びるための苦渋の決断を情熱的に描いた。

学生ラグビー選手団を乗せたチャーター機は、チリに向かう飛行中にアンデス山脈中心部の氷河に墜落する大惨事に見舞われる。その時点で、乗客45人のうち生き残ったのは29人。

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