転落死の裏にある真実をめぐる人々の心の動きを映し出す本作は、「第76回カンヌ国際映画祭」でパルムドール(最高賞)受賞、「第81回ゴールデン・グローブ賞」で脚本賞、非英語作品賞の2部門受賞。いま世界的に注目を集めている一作だ。
オリジナル脚本を共同執筆したフランスの気鋭監督が“落ちる”をテーマに描くのは、ある事件から浮き彫りになっていく、他人には計り知れない夫婦間の葛藤と、一人息子の揺れ動く繊細な心の内。そこに映し出される人の感情の深淵には、国境も文化も超える普遍性があり、本作が伝えるメッセージは世界中で共感されている。
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