500年も行方不明「王の遺骨」主婦が発見した背景 なぜ興味を持ったのか?主婦の勇気と情熱
リチャード3世といえば、シェークスピアの戯曲を通じて広く知られてきた15世紀のイングランド王。
その戯曲から人々が抱いていたイメージは、自分の容姿へのコンプレックスから野心を抱くようになり、他者を欺き、陥れるような冷酷で狡獪な人物。まさに悪の権化といった人物像だった。
だが本当にそんな人物だったのだろうか? そんな疑問を抱いたひとりの主婦の勇気と情熱が、歴史を揺るがすような大発見をもたらす――。
主婦でアマチュアの歴史家が調査
500年以上にわたって行方不明となっていたリチャード3世の遺骨が、イギリス・レスターのとある駐車場で発見されたのは2012年のこと。
調査の指揮をとったのは、2人の息子を持つ主婦で、アマチュアの歴史家だった。
歴史や考古学の専門家というわけではない彼女がなぜ英国王室の歴史を覆すような大発見を成し遂げることができたのか? そんな驚きの実話をもとに、『クィーン』などを手がけ、アカデミー賞常連監督でもある名匠スティーヴン・フリアーズ監督が、『シェイブ・オブ・ウォーター』のサリー・ホーキンス主演で映画化。『ロスト・キング 500年越しの運命』のタイトルで9月22日より全国公開となる。
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