ケンタの“売れ残りチキン”が送られる意外な「再就職先」とは?全国約500カ所で活躍、新宿・歌舞伎町では「親子丼」にリメイクも
利用者には温かく、優しい味のする食事をとってもらいたい。しかし寄付で賄っており、限られた食材を基本に献立を考えなければならない。どうしても、レトルトや冷凍食品が多くなってしまいがちだ。
そのため、今年2月から日本KFCの寄付を得られるようになり、大いに助かっているという。
「足りない食材がある場合は購入しているが、チキンが頂けるようになって、肉を買う必要がなくなった。運営資金の調達に苦労しているので助かる。また、子どもたちは好き嫌いがあって、好みでないと食べてもらえない。チキンだと反応がいい」(Sさん)
親子丼へのアレンジも
ただし、オリジナルチキンはスパイシーで、味がしっかりしているのでバリエーションを持たせるのが難しい。考えた末、一度煮て味を落とし、親子丼にしてみた。評判はなかなかだったそうだ。
日本KFCによると、各々の実施団体がチキンのアレンジメニューを考案しており、新しいレシピがどんどん増えている。そんな中でも、みらいカフェのレシピはとりわけバリエーションが豊富だという。
「子どもが街に立ったり、犯罪に巻き込まれるのを防ぎたい。そのためには、子どものSOSをいち早く捉えることが大事。子ども食堂はその入り口の役割を果たしている。子どもたちはいろいろな事情があって、歌舞伎町をさまよっている。そんな子が安心する、身近な場所でありたい」(Sさん)
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