「店員が元気よく歌う」→「待ってるこっちは恥ずかしい…」 一世を風靡するも、残り1店となった「コールド・ストーン」。衰退も"納得"の理由
大雑把に「日本人」とくくるのもいかがなものかとは思うが、とはいえ私自身の経験を踏まえても、それは一理あると思う。
4月27日、私は翌日に閉店する原宿店に訪れてみた。明治通りから一本裏手に入ったところに原宿店はひっそりとたたずむ。1週間前の土曜日に店舗に行っていた知人の話では、1時間以上待ったとのことだったので、閉店が近いその日ならもっと混んでいるのでは……?と思っていた。しかし、意外にも店の前で並んでいるのは2組ほど。
用意周到に開店直後に訪れたから、計画成功か……と思った瞬間、驚いた。なんと、店舗の前にある道を挟んで、後ろまで延々と列が続いているのだ。長さにして50m以上はあるだろうか。もはやコールド・ストーンに並んでいるのかもわからないぐらい、遥か遠くまで人が連なっている。

並ぶ人を見ると家族連れやカップルが多いが、閉店の噂を聞きつけたのだろうか、中高年の夫婦や男性同士のグループなど、老若男女が並んでいた。
歌うパフォーマンスはと言うと…
店舗の中を見ると、おなじみの「歌うパフォーマンス」。私が見たときは「森のくまさん」をファミリーに向けて歌っていた。小さい子どもがいれば、純粋に歌を喜んでくれるだろうから楽しいだろう。
ただ、大人だけのグループだと、相当ノリが良くないとなかなか楽しめない。どうしても、ちょっとした恥ずかしさが勝ってしまう。



ちなみにこの歌のサービスは選べる方式になっていて、やってもらわなくてもいい。とはいえ、見ている限りは多くの人が歌ってもらっているようだ。確かにコールド・ストーンにわざわざ来たら歌っておいてもらおうか……という気分になる。
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