森永卓郎さん(享年67)が最期に問うた日本人への疑問「東京にこだわり、高コストで暮らすことが、本当に幸せですか?」
自分自身の生活を「グローバル資本主義」から脱するためには、どうすればいいか。
都心から1.5~2時間圏の「トカイナカ」と呼ばれるエリアをご存知でしょうか?
このエリアに移住すれば、生活コストは想像以上に下げることができます。
経済面だけでなく、自然に囲まれて生活に潤いを持たせることができ、働き方を変えて「生きがい」を感じながら生活することもできるはずです。
子どもの教育に関しても、私は息子二人を育てた観点から、「トカイナカ」の教育環境に対して何ひとつ不自由や不満足さは感じていません。
それよりも、成人して社会に出ていったときに必要な非認知能力(生き抜く力、正解のない問題課題に対して自分で検索検証しながら答えを導き出す能力)を身につけるには、10代のころから自然を相手にさまざまな体験ができる「トカイナカ」のほうが教育環境としては勝っているとすら思います。
東京にこだわり「高コストで暮らす」のが本当に幸せ?
東京にこだわり、高い生活コスト(莫大な住宅ローンや教育コストなど)を支払いながら暮らすことが幸せなのか?
そのために夫婦二人でストレスの大きな仕事を死ぬまで続けていくのか?
しかも、それができる人はまだ幸せですが、安い時給で働く低賃金の非正規雇用者までが、なぜ東京にしがみついて生きていくことを選ぶのか?
私はそのことの矛盾と非合理さを説き、私が生活しているトカイナカの魅力と可能性を、本書(『さらば!グローバル資本主義』)で読者のみなさんに訴えたいと思います。
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