見知らぬ相手から"誹謗中傷"を受けるリスクも…SNSで心を傷つける「5%の恐怖」から身を守る方法

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過度な承認欲求から「卒業」することが大切だという(写真:mapo/PIXTA)
たとえ有名人でなくてもSNSのフォロワーが何百人、何千人になる現代では、「匿名の悪意」による誹謗中傷に近い言葉とは適切な距離感を保つことが欠かせないと、明治大学教授の齋藤孝氏は説きます。
そんな齋藤氏が提唱する、リスクのある言葉をスルーするための思考法とはどんなものなのでしょうか。同氏の著書『折れない心は、言葉でつくる』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

"わずかな割合"の言葉が心を刺す

かつて有名人というのはごく限られた人だったのですが、今は誰でもフォロワーが何百人、何千人になるという状況が普通に起こり得ます。

それくらいの人がいたら、そのうちの5%ぐらいは嫌なことを言うものだと考えたほうがいいでしょう。

私は大学の講義の際に、出席票の裏に感想を書いてもらうことにしているのですが、ポジティブなことのみ書いてくださいと伝えています。

そう言わないとだいたい5%ぐらいが、ちょっと嫌なことを書いてくるものです。

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