
ベーキングパウダーが最もお手軽
今はコンビニでも高品質なお菓子が気軽に買えますが、手作りのおやつには金額に換算できない価値があります。今日はドロップドーナツという昭和の頃に流行ったお菓子を作ってみましょう。
ドーナツの膨らませ方には、
② イースト菌で膨らませるイースト法
③ 水分の膨張で膨らませるシュー法
があります。一番簡単なのが①のケーキ法です。②のイースト法はふんわりとした食感と口溶けのよさが魅力ですが、酵母の発酵によってふくらませるので時間がかかります。その点、化学的な膨張剤であるベーキングパウダーを使うケーキ法は短時間で膨らみ、思い立ったらすぐに作れるのが長所です。
ベーキングパウダーは炭酸水素ナトリウム(重曹)に、結晶状にしたさまざまな酸(リン酸二水素ナトリウムやリン酸二カルシウムなど)と、吸湿防止のためのデンプンを配合したものです。
小学生の頃、重曹にレモン汁を垂らすと泡立つという実験をした人も多いと思いますが、ベーキングパウダーに水分を加えると炭酸水素ナトリウムと酸が反応し、二酸化炭素が発生します。この二酸化炭素によってドーナツが膨らむ、というわけです。
水分を加えることで反応が始まるので、ベーキングパウダーに湿気は厳禁。そのため開封後、古くなったベーキングパウダーでは上手に膨らまないことがあります。最近は小袋包装された商品が売られているので、それを使うのがいいでしょう。
材料
小麦粉(薄力粉) 100g
ベーキングパウダー 4g
砂糖 30g
卵 25g(2分の1個)
牛乳 50g
レモン汁 5g(あれば)
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