
「謎フード公安委員会」を設立
いちごカレーや、コーヒーラーメンに餃子パフェ──。
世間一般から見て普通ではない、不思議な食べ物を、「謎フード」と呼ぶ人たちがいる。
そんな謎フード界隈で知られるのが、企業で働くシステムエンジニアの「ぱくさん」だ。1999年、ひょんなことから「謎フード公安委員会」を設立し、以来、会長を務めている。大胆にも「公安委員会」を名乗るこの組織、いったいどんな活動をしているのだろうか。
公安委員会設立のきっかけは、ぱくさんが学生だった1999年。よく見ていたチャットで、早稲田大学近くの食堂「とんかつ フクちゃん」(2004年閉店)のメニュー「チョコとん」について言い争いが発生したのがきっかけだった。豚カツにチョコレートをはさんだメニューは「アリかナシか」で意見が割れ、派閥ができるほどだったという。
「そのうち場が殺伐としてきて、これはあかんな、と。それで仲裁の場をつくることにしました」(ぱくさん、以下同)
そこでぱくさんは、自身が運営していたホームページの中に「謎フードの部屋」を開設。多数決をとり、過半数が「謎」と判定すれば「謎フード」とするルールを決めた。結果には異議を唱えないこともルールに追加。その後、「謎フード公安委員会」を立ち上げ、会員を募るようになった。
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