子どもが不登校や休みがちになったら…「不登校専門家」が教える大学選びの重要ポイント

(写真:horiphoto/PIXTA)
社会人になると、体力がある人は営業職、論理的に考えることが得意な人はエンジニアなどと、ある程度自分の特性に合わせた生き方ができます。一方で、日本の高校においてはまだまだ画一的な指導体制が多く、一人ひとりの子どもの特性が十分に尊重されないケースも。
その影響から、興味がないことや、不向きなことを無理やりやらされることに苦しさを覚える子どもが多いように見受けられます。「学校に行きたくない」という子どもが出てくるのも、まったくおかしなことではなく、むしろ自然な現象と言えるでしょう。
高校で子どもが不登校や休みがちになった場合に気になるのが、落ち着いて学生生活を送ることができる大学の選び方や、高校の出席日数が重視されない大学受験の方式についてです。
これまで高校教師として不登校・発達障害の生徒の支援を担当し、自身も、それぞれ中学、高校で不登校を経験した息子と娘を大学進学にまで導いた不登校専門家・野々はなこ氏は、「欠席日数が多いと一般入試でしか受験できないと思っている親子がいるが、実際はそうではない」といいます。
同氏の著書『誰にも頼れない 不登校の子の親のための本』より、不登校の子の大学選びと受験の仕方について、一部抜粋編集してお伝えします。
「大学ならどこも同じだろう」とお考えかもしれませんが、それは違います。
中学や高校では、学校ごとの違いはそれほど大きくありませんが、大学となると話は別です。
大学ごとに環境は大きく異なり、その違いが学生生活に与える影響は非常に大きいのです。
例えば、単科大学(1学科のみ設置)では学生数はおよそ400人程度のことがある一方、総合大学(文学部や工学部など複数の学部を設置)では、学生数が1万人を超えることもあります。
このように、大学の規模や学生数には大きな差があり、それが大学の雰囲気を大きく変える要因となります。
オープンキャンパスや見学会で子どもへのマッチ度を見る
私が高校で進路指導部を担当していたとき、大学から送られてくるパンフレットを整理したり、大学の担当者から話を聞いたりしていました。
しかし、実際に大学を訪れてみると、パンフレットだけでは伝わらない実情が見えてくるものです。
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