
――集客についてはいかがですか?
コロナ禍ですし、パーソナルスタイリストのサービスのメインとなる対面のアドバイスや、ショッピングに同行すること自体ができなくなってしまって。それでも集客を目指して、Instagramなどで発信もしていましたが、当時はフォロワーもなかなか増えず。
突破口となったのは、オンラインで無料相談会を開いたことでした。「皆さんのファッションに関するお悩みに何でもお答えします」と銘打って募集して、何度も相談会を開いて。最終的には、合計130名の方々の相談に乗りました。
――オンライン相談会とは、コロナ禍だからこそ生まれた方策ですね。
本当にやってよかったです。あの時、相談会に参加してくださった方々が、コロナ禍が開けてからパーソナル診断やショッピング同行に申し込んでくださって、初期の基盤となってくださいました。
さらに相談会をたくさん開いたことにより、アドバイザーとして、ファッションに苦手意識のある方々はリアルに何に悩んでいるのかが具体的にわかったのもよかったなと。

――冨永さんのファッションアドバイスは、「靴下は黒色さえあればOKなど」初心者にも易しく具体的ですよね。それはリアルなユーザーのお悩みを知ってるからこそ生まれたものなんですね。
そうです。できるだけ分かりやすくファッションのコツを伝えられたらなと。ファッションを楽しむことを通じて、皆さんにより幸せになってほしいと思っています。
人生後半戦のキャリアを花開かせるコツ
――人生100年時代、いかに何度でも開花するような人生を送るかがこの連載のテーマです。冨永さんのように人生後半に入ってからも、自分の花を咲かせるために必要なこと、大切なことは何だと思われますか。
45歳以降のセカンドキャリアということで言うと、やはり、「それまでの人生でやってきたことの中に答えがある」と思っています。だから、まずは、自分の人生に立ち返ってみるということですね。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら