
いうまでもなく現代社会においては、結婚したり、子どもを持ったりすることが当たり前だった時代とは価値観や考え方がまったく異なっている。つまり、さまざまな人生の選択が許される時代になったともいえそうだ。
自分たちで知識をつけ、準備をしておくこと
たとえば、独身を謳歌する「おひとりさま」がすっかり当たり前になった一方、結婚したとしても、子どもを持たない夫婦も増えているのだから。
そんな状況を鑑み、『「おふたりさまの老後」は準備が10割: 元気なうちに読んでおきたい!68の疑問と答え』(松尾拓也 著、東洋経済新報社)が焦点を当てているのは後者、すなわち「子どものいない夫婦=おふたりさま」である。
ちなみに著者は、北海道で終活のサポートをしている人物。
父親が創業した石材店で墓石の営業に従事しつつ、行政書士として相続や遺言の作成、アドバイスなども行っているという風変わりな経歴の持ち主だ。
しかし、だからこそ見えてくることもあるようで、常日ごろから気になっていたことがあるのだという。
それは、「おふたりさま」の老後の準備や終活についての情報が少ないということ。
・自分たちの財産を相続するだけなのに、相手の親兄弟が関係してくる
・身元保証人が見つからず、入院や施設への入所すらままならない
・認知症になってしまった相手の預貯金や投資財産を引き出せない
・自分たちのお墓や納骨してくれる人について、どうしたらよいのかわからない(「はじめに」より)
これらは一例にすぎないが、ともあれ「おふたりさま」は、いずれこうした老後の課題に直面することになるのだ。
しかも多くの場合、当事者は自分たちにこうした問題があることに気づいていないものでもある。
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