「まるでコストコ」「喫茶店や芝生の広場まである」…。奈良に爆誕「巨大な無印良品」がさすがに凄すぎた
喫茶店ではコーヒーをはじめとして食事メニューなども豊富に取り揃えられており、その前にはたくさんのテーブルが並んでいる。私が訪れたときはほとんどが埋まっていて、家族連れや友人同士でコーヒーを飲んだりスイーツを食べたりしながら休んでいる人が多かった。

また、こうしたスペースで書店で買った本を読むことも可能であり、本とカフェによって、とても居心地のいい空間が生み出されている。


全体として店に「余白」があって、休憩したり交流したりできるスペースが潤沢に用意されている。商業施設というより、どこか公園とか公民館に近いような雰囲気もある。
「地方出店」を加速させる無印良品
橿原店は、現在の同社の姿をよく表している。
同ブランドを運営する良品計画は、現在地方部への出店にかなりの重心を置いている。
大前提として、同社は2018年2月期に記録した452億8600万円の営業利益を、近年になるまでなかなか超えられていなかった。2024年8月期決算で久しぶりに過去最高益が更新されたばかりだ。
その1年前の2023年8月期決算を見ると、都市部を中心とした既存店での落ち込みが鮮明だった。その年の売り上げを見ると「全店+ECの売上」が前年比で109.4%の一方、「既存店+ECの売上」が同96.5%。客数は同93.2%。
特に都市部を中心にここ10年ほどで猛勢をかけてきたニトリなど、他店舗に圧倒されつつあったのだ。
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