思うようにならない、イライラする…そんなときにスーッと心が落ち着く方法とは? 禅僧が日々心がけている「怒りの感情を鎮める"呪文"」を伝授
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怒りの感情のコントロールに苦労している方は多いようです(写真:maroke/PIXTA)
私たちは日々、何かを「し過ぎる」ことで、知らず知らずのうちに心をすり減らしています。心配し過ぎる、気をつかい過ぎる、期待し過ぎる──。もちろん、心配すること、気をつかうこと、期待すること、それ自体は、決して悪いことではありません。それらがあるからこそ社会は成り立ち、人間関係も深まっていきます。
しかし、「し過ぎる」ことで、いつの間にか本来の目的を見失い、苦しみが生まれてしまうのです。本稿では、「し過ぎない」ことの大切さに焦点を当て、適度なバランスを見つけるヒントを、禅僧の枡野俊明氏の新刊『「し過ぎない」練習』をもとに、3回にわたりお伝えしていきます。
一度発した言葉は撤回できない
感情のコントロールはなかなか難しいもので、なかでも怒りの感情のコントロールに苦労している方は多いようです。怒りを上手にコントロールするための心理トレーニングを「アンガー・マネージメント」といい、10年ほど前に関連書籍が多数出て話題になりました。
たしかに「ムカッ!」ときて黙って放っておくことなどできそうにないときもあるでしょう。
しかし、そこで感情をそのまま言葉にして相手にぶつけてしまったら、元も子もありません。
相手も応酬してくれば、売り言葉に買い言葉の論争になります。相手が何も言い返せなくても、お互いに苦い思いが残ります。
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