思うようにならない、イライラする…そんなときにスーッと心が落ち着く方法とは? 禅僧が日々心がけている「怒りの感情を鎮める"呪文"」を伝授
自分の主張を意地でも変えない人がいます。あるいは意地でも謝らない人もいます。意地を張ること自体は一概に悪いわけではありません。ただ、それが極端になると人間関係にも悪影響を及ぼす場合があります。
それでは、「いい意地」と「悪い意地」を比較してみましょう。
いい意地の代表は、信念を貫く意地です。自分がこれをやり通せば良い方向に行くという確信があれば、それは貫くべきです。そこで周囲の理解が得にくい場合には、意地を張るばかりでなく、理解してもらうように工夫して説明するなどして、理解や協力を得て推進させるべきです。
いっぽうで悪い意地は、明らかな間違いを認めなかったり、意固地になって考えを曲げないことです。自分のミスを認めずに反論したり、言い訳をつづけると、周囲との信頼関係が崩れ、孤立してしまいます。
「自分がいちばん正しい」と意地を張り、他者の意見を聞かないのもいただけません。こちらも対立が生まれます。また、「絶対にあの人には負けたくない」という意地も、無理をすることで心身が疲弊してしまいます。
悪い意地であっても、当初は信念を持ったものであったかもしれません。問題は、それが間違いだったと気づいたときにどういう対応をするかです。
その対応に、人間性が問われます。組織のなかで立場が上になるほどに、自分の間違いを認められない傾向が強まるようです。
自分のためではなく、社会のため
じつは、立場が上の人が自分の間違いを素直に認め、「間違ってしまった。ごめんね」とパッと言って行動を改めると、部下もついてくるものです。そのような切り替えの早いリーダーがいると、周りの人間もああいうふうにやっていけばいいのかと学習できるので柔軟な組織になります。
間違いを認めすぐに切り替えられる人は、自分のためよりも、どのようにしたら人のため、社会のためになるか、頭の中で常に考えている人です。意地を張る人は、自分の立場を守ろうとする意識が強いから変えられないのです。
「みんなが良くなるためにはどうしたらいいか」という視点を常に持ち、そのなかで自分がどういう役割を果たしていったらいいのかを考えるのです。
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