推し活が捗る!韓国ドラマが“100倍”楽しい学習法 言葉の背景にある感情や思いやり、繊細なニュアンスを捉えることが本当の意味での「理解」に

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外国語学習をする笑顔の人物
韓国語独特の繊細なニュアンスを知ることが、本当の意味での「言葉の理解」につながります(写真:nonpii/PIXTA)
韓流ドラマやK-POPブームにより韓国語を学ぶ人が増えている昨今。韓国語への理解度が深まっていくと、ドラマや映画の字幕に対して「学んだものと違う……」と違和感を持つことはないでしょうか? 
その中のひとつに、「敬語」と「タメ口」の使い分けがあります。じつは、日本語と韓国語では、ルールが微妙に違うのですが、日本語字幕では日本人が理解しやすいように変更されていることがあるのです。
本記事は、BANGTAN LABでBTSの情報などを発信しているコ・ヨンファ氏の著書『大切な人と気持ちがつながる韓国語』から一部抜粋・再構成したものです。
※本記事のハングルに対するカナ読みは、目安としてお読みください。

言語学習は、文化や風習、価値観を知ることにつながる

私は韓国人ですが、日本で生まれ育ち、20代で初めて韓国に留学し、本格的に韓国語を学び始めました。親戚の家にホームステイをしながら、毎日学校に通う日々。しかし、最初は従姉妹たちともまともに会話ができず、言葉が通じないもどかしさに何度も辛い思いをしました。韓国語は私にとって母国語でありながら、他国語のように思えるものでした。

それでも、「피땀눈물(ピ ッタム ヌンムル)」(血、汗、涙)を流しながら必死に学び続けた結果、ある日突然、それまで呪文のようにしか思えなかったハングルが、まるで色鮮やかなメロディーのように耳に響く瞬間が訪れたのです。その感動は、今でも鮮明に記憶に残っています。

それから20年以上が経ち、韓国で暮らす中、韓国語を学ぶことは単なる「言葉」を学ぶことではないと実感しました。日常生活の中で、人々が交わす何気ない会話の中にも、文化や風習、人々の価値観が深く根付いています。

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