スシロー「鶴瓶削除→撤回して謝罪」が大失態な訳 とばっちりのクレームに屈した企業と印象づいた
![吉沢亮さんのタレント契約 継続決定のお知らせ](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/9/b/570/img_9bbdd462ff2f53e423756e379b6f3110489735.jpg)
発表文では顧客や関係者に「多大なるご心配をおかけしております」と謝罪しつつも、吉沢さんの「卓越した表現力と幅広い支持層」からなる存在感が、ブランド価値向上に貢献したと評価し、「吉沢亮さんの今後の挑戦を応援し、共に頑張っていきたいという当社の決意」として継続を決めたと明かした。
![アイリスオーヤマ](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/f/d/570/img_fd3b507d098e2092083551b0acf533a5633932.jpg)
企業とイメージキャラクターの関係は、多くの場合、対等ではなく、どこか上下関係を感じさせるものだ。タレントが「やらかし」ても、企業が起用責任を負うというアイリスオーヤマの覚悟は、従来の商慣習とは異なる印象を与えた。
ましてや、鶴瓶さんの今回のケースは、本人がやらかしたワケではない。両者を対比すると、その差はさらに際立って見える。
消費者はタレントと広告主の関係性を重視している
消費者は商品とともに、ストーリーを買っている。「誰々がCMしていたから買ってみよう」という購買行動は、まさにタレントによる付加価値があってこそだ。
互いに想起させる関係性を築いたタレントと企業は強い。武田鉄矢さんといえば「マルちゃん(東洋水産)」だし、高橋英樹さんといえば「越後製菓」だ。約1年前に亡くなった中尾彬さんは、いまも「買取 福ちゃん」の公式サイトで笑っている。
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