東洋経済オンラインとは
ライフ

スシロー「鶴瓶削除→撤回して謝罪」が大失態な訳 とばっちりのクレームに屈した企業と印象づいた

8分で読める
  • 城戸 譲 ネットメディア研究家・コラムニスト・炎上ウォッチャー
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
(アイリスオーヤマ株式会社公式サイトより)

発表文では顧客や関係者に「多大なるご心配をおかけしております」と謝罪しつつも、吉沢さんの「卓越した表現力と幅広い支持層」からなる存在感が、ブランド価値向上に貢献したと評価し、「吉沢亮さんの今後の挑戦を応援し、共に頑張っていきたいという当社の決意」として継続を決めたと明かした。

2月1日には吉沢亮さんの誕生日を祝う投稿もしていたアイリスオーヤマ。かねて、良好な関係性を築いていたのだろう(画像:アイリスオーヤマ公式Xより)

企業とイメージキャラクターの関係は、多くの場合、対等ではなく、どこか上下関係を感じさせるものだ。タレントが「やらかし」ても、企業が起用責任を負うというアイリスオーヤマの覚悟は、従来の商慣習とは異なる印象を与えた。

ましてや、鶴瓶さんの今回のケースは、本人がやらかしたワケではない。両者を対比すると、その差はさらに際立って見える。

消費者はタレントと広告主の関係性を重視している

消費者は商品とともに、ストーリーを買っている。「誰々がCMしていたから買ってみよう」という購買行動は、まさにタレントによる付加価値があってこそだ。

互いに想起させる関係性を築いたタレントと企業は強い。武田鉄矢さんといえば「マルちゃん(東洋水産)」だし、高橋英樹さんといえば「越後製菓」だ。約1年前に亡くなった中尾彬さんは、いまも「買取 福ちゃん」の公式サイトで笑っている。

次ページが続きます:
【まだスシローと鶴瓶さんは「ニコイチ」の印象が薄い】

5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象