スシロー「鶴瓶削除→撤回して謝罪」が大失態な訳 とばっちりのクレームに屈した企業と印象づいた
ここでは2023年5月に、中居さんの自宅で、鶴瓶さんやヒロミさんを招いてのバーベキューが行われ、そこに中居さんのトラブル相手である「芸能関係者X子さん」や、「フジテレビ編成幹部A氏」も参加していたと伝えられた。
ヒロミさんは1月28日、情報番組「DayDay.」(日本テレビ系)で、参加者の記憶はないこと、鶴瓶さんとともに中座したことなどを説明した。また、鶴瓶さんが2023年9月に「きらきらアフロ」(テレビ東京系)にて、当時の様子を語っていたことも話題になった。
スシローが鶴瓶さん関連のコンテンツを削除したのは、その直後の1月29日だった。メディア各社による、FOOD & LIFE COMPANIES(あきんどスシローの親会社)への取材によると、顧客の声を踏まえて「総合的に判断」した結果だとした。
しかしながら、文春報道を受けて、多くの消費者は「鶴瓶さんはトラブルそのものへの関与が薄い」と判断していたため、SNS上では「さすがにやりすぎだ」「対応にガッカリした」「キャンセルカルチャーにもほどがある」といった指摘が相次いだ。
消費者に「タレントの使い捨て感」を与えてしまった
そして約1週間がたった2月6日、あきんどスシローは、鶴瓶さんの広告起用を再開すると発表した。
リリース文章では、文春報道を受けた客から「様々なご意見」を受けた後、「所属事務所様を通じて当初の報道に対し書面にてご見解を頂きましたが、状況の全体像が不明確であったため、所属事務所様にお伝えした上で、広告素材の使用を一時見合わせるという判断をいたしました」と経緯を説明し、鶴瓶さんや事務所に「ご迷惑とご心痛をおかけし、深く反省しております」とした。
直後からスシロー公式サイトには、鶴瓶さんの顔写真が掲載されている。
しかしながら、SNS上では批判の声が絶えない。ネットの「炎上ウォッチャー」でもある筆者としては、「スシローが失った信用を取り戻すには、かなりの時間がかかるだろう」と見ている。
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