「市販の菓子=塩・油・糖分とりすぎ」怖すぎる裏側 「味覚」も「体」も壊す「黄金トリオ」の正体とは?

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糖分も同じです。たんに「砂糖のとりすぎ」以上の問題が潜んでいます。

これも以前の記事(日本人の体を壊す「隠れ糖質」とりすぎの深刻盲点)で述べたことですが、市販のお菓子や清涼飲料水に使われる 「人工甘味料」「ブドウ糖果糖液糖」はとりすぎても、それと気づきません

500ml入りのペットボトルに「50~60g」もの糖分が入っている商品も多いですが、子どもたちはペットボトル1本をいとも簡単に飲み干してしまいます

それから、油と糖を一緒にとることも問題視されています。脂質と糖質を一緒にとることで太りやすくなることが、国際的にも問題になっています。

これは本当に恐ろしいことだと思います。

スナック菓子の「本当の問題」は「黄金トリオ」

いま、スナック菓子による「油」「塩」「糖分」のとりすぎ問題を指摘しましたが、じつはスナック菓子の「本当の問題」は、もっと大きなところにあると考えています。

それが私の言う 「黄金トリオ」 です。

黄金トリオとは、

①食塩(精製塩)
②うま味調味料(化学調味料)
③たんぱく加水分解物


 の3点を指します。

このうち「①食塩(精製塩)」「②うま味調味料(化学調味料)」は説明しなくてもおわかりでしょう。

「③たんぱく加水分解物」とは、肉や大豆などのたんぱく質を分解して作り出すアミノ酸のこと。多くは「塩酸」を使って分解します。

この3点セットこそが日本人の好む「うま味の素」 なのです。

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