「市販の菓子=塩・油・糖分とりすぎ」怖すぎる裏側 「味覚」も「体」も壊す「黄金トリオ」の正体とは?

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子どもの大好きなポテト系スナック、粉が人気の洋風せんべいラーメンスナックどれもすべて「黄金トリオ」 で作られているものがほとんどです。

そして最も大きな問題として「黄金トリオ」が使われた「市販のお菓子」ばかり食べていると、「素材本来の味」がわからなくなってしまうという大問題があります。

「黄金トリオ」が使われていないと、「どうも物足りない」と満足できなくなり、味覚がおかしくなってしまうのです。

スナック菓子ばかり食べて育った子どもは野菜の淡泊な味を「美味しい」と感じることができなくなります

「子どもが野菜を食べなくて困っている」

「どうしたら子どもの偏食を直せますか?」

私はよく全国のお父さんやお母さんからこのような相談を受けるのですが、市販のお菓子を食べ続けて「黄金トリオ」で育った子どもに、急に「野菜を食べなさい」と言っても、ムリな話なのです。

「安部おやつ」で、子どもの味覚は取り戻せる

『食品の裏側』『安部ごはん』が世の中を変えたとまでは思っていませんが、全国を講演で回ると、「安部さんの本を読んで『食の安全性』に目覚めました」「手作りをするようになりました」と言ってくれるお父さんやお母さんがたくさんいます。

ところが、そんな意識の高いご家庭でも、こと「おやつ」となると盲点になっているようです。

『食品の裏側』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

「安部ごはん」にならって朝昼晩、手作りの和食を作ってくれても、おやつにスナック菓子を食べさせたら、そこで「黄金トリオ」の味を覚えてしまいます

せっかくの手作りの和食も、もったいないです。

しかし、おやつを「安部おやつ」に変えれば、味覚は必ず戻ります

「黄金トリオ」のスナック菓子は、自然に「美味しくない」「不自然な味がする」といって食べなくなるはずです。

自然な味、淡泊な味を「美味しい」と思える正常な味覚、これは親が子どもに渡すことができる一生のプレゼントだと思います。

『安部おやつ』は、そんなことを伝えたくて作った本です。

もっちり蒸しパンに甘いかぼちゃがゴロゴロ。やさしい味わいが後を引く「かぼちゃたっぷり! 米粉蒸しパン」(写真:『安部おやつ』より)
安部 司 『食品の裏側』著者、一般社団法人 加工食品診断士協会 代表理事

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あべ つかさ / Tsukasa Abe

1951年、福岡県の農家に生まれる。山口大学文理学部化学科を卒業後、総合商社食品課に勤務する。退職後は、海外での食品の開発輸入や、無添加食品等の開発、伝統食品の復活に取り組んでいる。NPO熊本県有機農業研究会JAS判定員、経済産業省水質第一種公害防止管理者を務めつつ、食品製造関係工業所有権(特許)4件を取得。開発した商品は300品目以上。

2005年に上梓した『食品の裏側 みんな大好きな食品添加物』(東洋経済新報社)は、食品添加物の現状や食生活の危機を訴え、70万部を突破するベストセラーに。その他の著書に『食品の裏側2 実態編 やっぱり大好き食品添加物』(東洋経済新報社)などがある。

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