「市販の菓子=塩・油・糖分とりすぎ」怖すぎる裏側 「味覚」も「体」も壊す「黄金トリオ」の正体とは?

✎ 1〜 ✎ 77 ✎ 78 ✎ 79 ✎ 80
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

この3点セットさえ入れれば味が決まり、みんなが「美味しい」と思うものが、あっという間に作れます。

市販のお菓子だけでなく、市販のだしの素、ラーメンスープ、インスタント食品、すべてこの「黄金トリオ」が味のベースになっているのです。

「黄金トリオ」を使えば、日本人が好む味は簡単に作れる。ただし、それによって「舌のセンサー」が働かなくなるという恐怖もある(出所:『食品の裏側』)

「黄金トリオ」で「舌のセンサー」が働かなくなる

では「黄金トリオ」の何が問題かというと、「油分」「塩分」に対する「舌のセンサー」が徐々に働かなくなることです。

カップ麺には、5gから多いものでは9gもの塩分が入っています

お湯の量が450mlとして、9gならば塩分は2%。海水の塩分濃度が3%ですから、2%は相当な濃度です。

2%の塩水は飲んでみればわかりますが、かなりしょっぱくて450mlなど、とても飲み干す気になれません。

しかし「黄金トリオ」によって味つけされれば、2%の塩水も、美味しく飲み干すことができてしまうのです。

「実際の塩分の量」と「舌で感じる塩辛さ」は大違いなのです。

この 「大量の塩分・油分」を、それと気づかずにとってしまうのは、「黄金トリオ」の魔力にほかなりません。

味が濃くて美味しいから、「大量の塩分・油分」も気にならず、ペロリと平らげることができてしまうのです。

次ページ「安部おやつ」に変えれば、味覚は必ず戻る
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事