GLAYのTERU、台湾でも披露!絵にかける熱い思い ボーカリスト・TERUさんの単独インタビュー
初めて実物を見たのは、デビューして2〜3年後のロサンゼルスやニューヨークでレコーディングをしていた頃です。当時のプロデューサーがアートに詳しくて、広いギャラリーに連れて行ってくれました。
そこでアンディ・ウォーホルの絵を目にしたとき、値段を見て驚きました。ウン千万円という額で、「これは到底手が届かないな」と。27歳ぐらいの頃の話です。
――それでも後に購入されたんですね。
日本に帰った後、アンディ・ウォーホルの「ライフセイバー」という絵を手放そうとしているコレクターの方に出会いました。「本当に好きなら、購入時と同じ70万円で譲ります」と言われました。
どうしても欲しくて、その方の家まで伺い、作品への想いを伝えたら譲ってもらえることになりました。それが初めて手に入れたアート作品で、今でも一番大事にしている一枚です。
ファンクラブ30周年ライブをベネチアで
――TERUさんは、ガラス作家の土田さんを撮ったドキュメンタリー映画(『マゴーネ 土田康彦「運命の交差点」についての研究』:田邊アツシ監督)にも出演されていました。
土田さんは僕にとって、いつも新たなアイデアと刺激をくれる存在です。先日も食事をした際に、「ベネチアでGLAYのライブを見てみたい」と言ってくれました。
実は、8年前から毎年2月にベネチアのお祭りに参加して、ギター1本で弾き語りをしていました。
![GLAY のTERU](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/5/3/570/img_53a072cf1ed574fcf9dce95154b846c3800046.jpg)
だから、その言葉をきっかけに来年のファンクラブ30周年記念ライブをベネチアのサンマルコ広場で開催することを決めました。その際には、これまで土田さんと作ってきたアート作品の展覧会もして、ライブと一緒に展示も観られるような形にしようと思ってます。
――函館に私設美術館をつくる構想もあると聞きました。
僕が影響を受けたのは、ベネチア・ビエンナーレです。それぞれの国の個性や趣味が反映されたミュージアムが並び、非常に多様性があります。
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