GLAYのTERU、台湾でも披露!絵にかける熱い思い ボーカリスト・TERUさんの単独インタビュー

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僕がピアノを弾きながら作った曲で、アレンジはツアーを一緒に回っているピアニストの村山☆潤さんにお願いしました。会場では、作品にスピーカーを仕込んでいて、来場者が会場を歩き回る中で音楽が響く、そんな演出を予定しています。動きと音楽が一体となる空間を作れるのが楽しみですね。

――ところで、TERUさんと台湾のご縁はどういうきっかけで始まったのでしょうか?

台湾のバンド、メイデイ(五月天)がきっかけです。2001年にGLAYが主催した九州でのイベント(GLAY EXPO 2001)にメイデイを招くことになり、それに先立って「まずは台湾のファンに挨拶しよう」と、イベント開催の約4カ月前に初めて台湾を訪れました。それが僕にとって初台湾の体験です。

――メイデイのデビューは1999年ですから、とても早い段階での接点ですね。

当時のGLAYのプロデューサーが、「このバンドは必ずもっと大きくなるから、一緒にコラボするとお互いにいい刺激になる」と。そこから、お互いのライブにゲストとして参加したり、メイデイの楽曲にコラボで参加するなど、交流が続いています。

先日もメイデイのメンバーとご飯を一緒に食べたのですが、本当に心地良い距離感です。リーダーのモンスター(怪獣)がメッセージを添えてワインを送ってくれることもあり、彼らの気遣いにはいつも感動します。

台湾のバンド・メイデイと特別な関係

GLAYが台湾でライブをするときは、メイデイのスタッフが機材の準備やアドバイスを全面的にサポートしてくれます。本当に的確で、まさに「最強のアドバイザー」です。

台湾で初めてメイデイのスタジオに呼ばれ、レコーディング風景を見せてもらったこともありますが、音楽への向き合い方や情熱が似ていて、感覚的に通じ合えます。

また台湾料理が大好きになったのもメイデイのおかげです。メイデイが屋台に連れて行ってくれて、そこで食べた牛肉麺が本当においしくて、それ以来、牛肉麺は大好物です。

台湾と日本は物理的な距離こそありますが、心の距離はとても近く感じます。日本のバンドよりも仲良いかもというぐらい、特別な関係ですね。

――台湾でTERUさんの作品を観るGLAYファンの方々にメッセージはありますか?

これをきっかけに、多くの日本のファンの方に台湾を訪れてほしいと思います。台湾にはおいしい料理や素敵な景色、そして何より温かい人々がたくさんいます。海外旅行というと少しハードルが高いと感じる方もいるかもしれませんが、この機会に台湾の文化や魅力をたっぷり楽しんでほしいですね。

あと、台湾のファンと日本のファンが直接交流する機会はこれまでほとんどなかったと思います。ランタンフェスをきっかけに、台湾と日本のGLAYファン同士が言葉を超えてつながり、交流を深めてくれたら嬉しいですね。

栖来 ひかり 文筆家

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すみき ひかり / Sumiki Hikari

台湾在住の文筆家。1976年生まれ、山口県出身。京都市立芸術大学美術学部卒。2006年より台湾在住。台湾に暮らす日日旅の如く新鮮なまなざしを持って、失われていく風景や忘れられた記憶を見つめ、掘り起こし、重層的な台湾の魅力を伝える。著書に『台湾と山口をつなぐ旅』(2017年、西日本出版社)、『時をかける台湾Y字路~記憶のワンダーランドへようこそ』(2019年、図書出版ヘウレーカ)。個人ブログ『台北歳時記』:https://taipeimonogatari.blogspot.com/

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