将来が期待される若手社員 陥りやすい3つの不安 若手の離職を防ぐため上司にできることは何か?

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Z世代の社員マネジメント 深層心理を捉えて心離れを抑止するメソドロジー
『Z世代の社員マネジメント 深層心理を捉えて心離れを抑止するメソドロジー』(日経BP 日本経済新聞出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

ビジネスは正解がないものであり、ひとたび決断を下したなら、その決断を正解にするべく努力していくしかない。どんな会社にも、会社の決断に対して愚痴ばかりこぼしている「評論家」がいるものだが、上司は部下を評論家にしてはいけない。

そのためには、自ら決断を下す経験を積ませることが重要になる。部署で責任をとれる範囲の決断であれば、どんどん若手社員に委ねてみよう。決断の先には、それを正解にしようと努力する若手社員がいるはずだ。

大切にしなければいけない普遍的な観点

全5回にわたり、若手社員の離職を防ぐマネジメントについて解説してきた。「個人人格と組織人格」の観点や「We感覚」を育む重要性は、筆者がこれまでの経験から積み重ねてきたマネジメント哲学とも言えるものだ。第3回以降でお伝えした「MVP体験」「PRO化」「MGR経験」も同様である。

1回目:若手社員が突然退職、不条理を解き明かす"カギ"
2回目:「転職当たり前」の時代に育てたい部下の"We感覚"
3回目:入社後3年以内に部下が退職、その「症例」と対応策
4回目:「隣の芝生は青い」若手を離職させる3つの"引力"

組織運営に唯一無二の正解は存在しないが、大切にしなければいけない普遍的な観点はある。記事で紹介してきたいくつかの観点が、若手社員の離職に悩むみなさまの一助になれば幸甚である。

ギアチェンジ アプローチ法
(出所:『Z世代の社員マネジメント 深層心理を捉えて心離れを抑止するメソドロジー』)
小栗 隆志 リンクアンドモチベーション フェロー

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おぐり たかし / Takashi Oguri

1978年生まれ。2002年、早稲田大学政治経済学部卒、株式会社リンクアンドモチベーション入社(新卒一期生)。人事コンサルタントとして、100社以上の組織変革や採用支援業務に従事。

2014年、パソコンスクールAVIVAと資格スクール大栄を運営する株式会社リンクアカデミー代表取締役社長就任。17年、株式会社リンクアンドモチベーション取締役に就任し、経営に携わる。23年より現職。同年、株式会社カルチベートを創業。

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