念願の雪花氷を食べることができましたので、ようやくタロウさんにも報告することができましたHow did you like it? (どうでした?)と聞かれましたので、I liked it very much. It was really good! (すごく気に入りました。とても美味しかったです)と答えると、タロウさん再び、It was very, very delicious, right? (たいへんすごくとても美味しかったでしょう?)
筆者が無言の合図を送ると、はっと気づいて、very deliciousと言い直してくれました。「veryを繰り返すのは止めましょう」というのは覚えていたみたい。でも惜しい!
Very? と聞き直すと、思い出してくれました。Was it really delicious?
はい、すごく美味しかったです。
しかも、その物産店、一年中雪花氷が食べられるみたいです。
It's like a dream come true! (夢のよう!)
まあまあ良いはイマイチ?
最後は食品メーカーに勤務するジロウさんのケース。ジロウさんはとある国際イベントで英語のプレゼンテーションをすることになり、筆者も何度か研修で準備をお手伝いすることになりました。専門的な話の部分になると、プレゼンテーションの内容自体についての知識が筆者にはないので、まずは内容を説明してもらわなければなりません。
完全には理解できなくても構わないのですが、ある程度は理解しなければ正しい英語かどうかチェックすることができないのです。これはネイティブスピーカーの教師たちも同じで、われわれ教師陣が内容の勉強をしなければならないことがよくありました。聞いたこともないような薬品の名前や、実験用具の名前。楽しくもあり大変でもあり……。
何はともあれ、内容も固まり、何度も練習をこなしたジロウさんは、無事に本番のプレゼンテーションを行なうことができようでした。イベント明け初レッスンの日、プレゼンテーションはどうだったのか尋ねると、
It was so-so.
so-soというのは「まあまあ」と訳されますが、筆者の個人的な印象では、日本語の「まあまあ」よりもネガティブな印象があります。「イマイチ」という感じでしょうか。もちろん、日本語の「まあまあ」も同じくらいネガティブな意味で使われることもありますが、「まあまあ良かった」という表現でも使えるように、少しポジティブな印象もありませんか?逆に「まあまあダメ」とはあまり言わないですよね。日本語自体のニュアンスも人によって差があると思いますので、何とも言えませんが、とにかくso-soはどちらかというと「ダメ寄り」と覚えておいてください。「元気?」と聞くとso-soという方がいますが「イマイチ」という感じです。Are you okay? (大丈夫?)なんて聞き返されてしまいますよ。
ですから、この時のジロウさんへの筆者の反応は自動的に「so-so = あまりうまく行きませんでした(イマイチでした)」と言われた時のようになってしまいました。
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