惜しい!日本人が間違いすぎる英語表現3つ 過ぎたるは及ばざるがごとし?!

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It was very, very delicious!

強調をしたいときにvery, veryと重ねるのはタロウさんの口癖です。このように2回繰り返して言うのは間違いではないのですが、あまり多用すると少し耳障りですし、口語的でカジュアルな印象も否めません。多用しすぎないことと、状況を見ながら使いましょうということは、折を見てお伝えはしていました。でも、やはり白熱してくるとつい出てしまうようです。

deliciousにveryは付けない

でも、今回ここで取り上げたいのはvery, veryの方ではなくて、very deliciousという表現のほう。delicious自体が「とてもおいしい」という意味なのでvery deliciousとは普通言いません。「すごくとてもおいしい」と強調がダブっているように聞こえるんです。

同じおいしいという意味のtastyという単語なら、veryを付けてもおかしくありません。つまり多少のニュアンスは置いておいて、delicious = very tastyだと思うと良いでしょう。そうすればdeliciousにveryを付ける必要がない(付けるとおかしい)というのが覚えられるはずです。

タロウさんのvery, very deliciousは強調に強調を重ねた表現で、日本語にすると「たいへんすごくとてもおいしい」のように不自然な響き。「すごくおいしかった」と言いたいのであれば、It was deliciousだけでも十分ですし、どうしても強調したければIt was really deliciousと言いましょう。ただ、「おいしい」という表現についてはdeliciousやtastyよりも、goodを使う方が自然だと筆者は思います。日本人は「おいしい=delicious」と覚えている方が多いので、ネイティブよりもdeliciousを使うことが多いようですね。

deliciousの他にも単語自体に強調の意味が含まれていて、veryを付けられないものがあります。Extreme adjectives(極限形容詞)と呼ばれる形容詞です。

awful, horrible, terrible (= very bad) ひどい
enormous, huge, gigantic (= very big) 巨大な
excellent, wonderful (= very good) すばらしい
exhausted (= very tired) へとへとな
furious (= very angry) 激怒した
packed (= very crowded) 満員の、すごく混んでいる
starving (= very hungry) すごく空腹の
tiny (= very small) すごく小さい

 

このほかにもまだありますが、まずはよく使いそうなものを挙げてみました。good、bad、bigの極限形容詞は使用頻度が高いので特に気を付けましょう。さらに強調したいときにはdeliciousと同様に、reallyを付けることはできます。でも、これらの単語自体が強調された意味であることを忘れずに、強調しすぎないように注意してください。

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