購買意欲を引き出したオリオンビールの成功事例 ゼブラが普通のボールペンに付けたプレミアム
郷土愛に徹することでつくられる新たな関係性
ローカルに徹することを最大の武器に地元に貢献するキャンペーンに、全国から参加者が集まり、ファンを拡大している企業もあります。その一例が沖縄のオリオンビールです。
オリオンビールは1957年、まだアメリカの統治下にあった時代の沖縄で創業しました。以来、沖縄を代表する企業として地元産業・経済を牽引し、近年、「沖縄から、人を、場を、世界を、笑顔に。」という新しいミッションを打ち出し、その言葉通り全国津々浦々に、さらには海外向け限定商品を開発するなど、国境を超えたオリオンビールファンを獲得しています。それでも、企業アイデンティティは一貫して「沖縄」にあり、それはこれからも変わりません。
その一貫性は、まず商品の特徴に表れています。オリオンビールで製造される商品(ビール、チューハイなど)は、水も大麦も、原料のほとんどが沖縄産。それゆえオリオンビールは沖縄のソウルビールとして地元で愛され続け、沖縄県外の人にもコアなファンから根強い支持を得ています。地元にこだわるマインドが、地元や故郷への思いに重なり、共感を呼んでいるのです。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら