55歳で第一子、7歳息子は「父の年齢」どう感じるか オルタナティブスクールに進学で小1長男に変化

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では逆に、50代からの子育てだからこそ苦労したことはないのか、聞いてみた。

「うーん、強いて言うならエイジズム(年齢による偏見や差別)ですかね。特に日本は強いと感じます。海外では年齢を聞かれることってあまりないけど、日本はまず年齢から入る。それを面倒に思うことはあったかな」

留岡さんは取材時、どんな質問にも淀みなく快活に語ってくれた。しかし、苦労話や辛いことを聞いたときだけは考え込み、

「そういうこと、本当に忘れちゃうタイプなんですよね、すみません」

と言った。それは偽りなき本音なのだろう。

子育てとキャリア形成が「同時並行でない」良さ

若いころは仕事に集中してキャリアを形成し、経済的にも余裕がある状態で心置きなく子育てにシフトした留岡さん。

彼の生き方は、アラフィフからの子育てには実は大きなメリットがあることを教えてくれる。

なにより息子さんにとって、いきいきと「いま」を楽しむパパと一緒に過ごす日々は、疑うまでもなく幸せな子ども時代であるに違いない。

宇乃 さや香 フリーライター

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Sayaka Uno

1982年北陸生まれ。大学卒業後、分譲マンション管理会社、フリーペーパー出版社、認知症対応型グループホームでの勤務を経験。妊娠・出産を経てフリーライターとして独立。生き方や価値観のアップデート、軽やかに生きるヒントを模索し、取材を続ける。

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