23人に1人――。妻との間に第一子が生まれた男性のうち、45歳以上の男性の割合だ。まだまだ多数派ではないが、20年前の「67人に1人」に比べ、格段に増えている。(厚生労働省「人口動態統計」2003年、2023年報を基に筆者計算)。
アラフィフからの子育て、と聞くと「経済面、体力面ともに大変そう」とネガティブに捉える人も少なくない。しかし、当の本人たちはどのように感じているのか。
本連載では、45歳以上で「パパデビュー」した男性に、リアルな子育てライフを聞く。
初回となる今回は、現在7歳の長男を育てる留岡一美さん(62歳)に、お話を聞いた。
息子の運動会に向け「チョコザップ」
「長男の通う学校の運動会では、子どもたちの1200メートル走に保護者も希望すれば出られるんです。僕は今年怪我して走れなかったんで、来年は走りたい。夏は暑かったので『チョコザップ』で鍛えていたけど、季節のいい今は近くの公園でパパ友と走ったりしています」
インタビューに答える留岡一美さんは、終始穏やかながらバイタリティにあふれていた。
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