
今回取材に協力してくれた東島さん(58)。7歳の長男との日々を楽しんでいる(写真:東島さん提供)
23人に1人――。
妻との間に第1子が生まれた男性のうち、45歳以上の男性の割合だ。まだまだ多数派ではないが、20年前の「67人に1人」に比べ、格段に増えている。(厚生労働省「人口動態統計」2003年、2023年報を基に筆者集計)。
アラフィフからの子育て、と聞くと「経済面、体力面ともに大変そう」とネガティブに捉える人も少なくない。しかし、当の本人たちはどのように感じているのか。
本連載では、45歳以上で「パパデビュー」した男性の、リアルな子育てライフを紹介する。
第4回となる今回は、前編『アラフィフで「被災・転職・離婚・入籍・第1子」の怒涛』に続き、長年ジャーナリストとして活躍してきた東島 大さん(58歳)にお話を聞いた。
定年は1年半後
東島さんは、子どもが生まれる前までは「老後をリアルに想像できた」という。50代に入り子どもは諦め、夫婦ふたりで生きていくつもりでいた。購入した家も2人暮らしを想定したサイズだった。
しかし、子どもが生まれたことによって「人生設計が白紙に戻った」という。
「あと1年半で定年を迎えますが、教育資金もまだまだ必要になるし、子どもが成人するまでどうやって働いて稼いでいくか、それが目下の悩みです。同世代の友人と集まると決まって話題は『定年後どうするか』になりますが、一番切羽詰まっているのが私(笑)」

くまモンに取材する東島さん(写真:東島さん提供)
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