たかがニキビで「救急搬送」女子大生を襲った悲劇 抗菌薬で生じた"アナフィラキシー"の顛末とは

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ニキビを治そうと思った女子大生を襲った悲劇とは……(写真:Taka/PIXTA)
医者からもらったニキビの薬を服用後、全身のかゆみや吐き気に襲われた20代の女性。救急車を呼ぶことを決意し救急で治療を受けるまでの、緊迫の約4時間のできごとを振り返る――。

女性の名前を飯島早苗さん(仮名)としよう。

早苗さんは関東近郊に住む大学4年生。両親と暮らしている。今回は早苗さんが、薬によるアナフィラキシー症状で苦しんだ、貴重な経験を紹介したい。

早苗さんに起きた異変

早苗さんに異変が起きたのは、7月のことだった。

その日は時々ひどくなるニキビを診てもらおうと、午前中に近隣の皮膚科を受診。そこでミノサイクリンという抗菌薬(飲み薬)を処方してもらった。

本連載では、「『これくらいの症状ならば大丈夫』と思っていたら、実は大変だった」という病気の体験談を募集しています(プライバシーには配慮いたします)。具体的なお話をお持ちの方は、こちらのフォームにお送りください。
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