効果が出るまで時間がかかる。春のスギ花粉に備え始めるなら今。
「薬がない」。こんな言葉が医療現場で当たり前のように聞かれるようになって久しい。『週刊東洋経済』の10月10日発売号(10月14日号)は「薬クライシス」を特集。供給不安の深層を製薬メーカーと薬局の両方から浮き彫りにします。
毎年2月を過ぎると、スギ花粉の飛散情報を頻繁にチェックする──。花粉症患者の“あるある”だ。来シーズンまでにあの目や鼻の症状を何とかしたい。そう思っているのであれば「アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)」を試すのも1つの手だろう。
アレルゲン免疫療法とは、アレルギー疾患の原因、アレルゲンを少しずつ体に入れることで免疫を改善する治療法。日本ではスギ花粉症とダニの鼻アレルギーで健康保険が使える。政府が進める「花粉症対策」の発症・被曝対策の1つとして掲げられている治療だ。
花粉症診療に詳しい岡本美孝医師(千葉ろうさい病院)は、「海外では牧草やシラカバのアレルギーに対して古くから行われていた治療で、日本ではスギ花粉に対して70万人以上が受けている」と話す。
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