効果が出るまで時間がかかる。春のスギ花粉に備え始めるなら今。
毎年2月を過ぎると、スギ花粉の飛散情報を頻繁にチェックする──。花粉症患者の“あるある”だ。来シーズンまでにあの目や鼻の症状を何とかしたい。そう思っているのであれば「アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法)」を試すのも1つの手だろう。
アレルゲン免疫療法とは、アレルギー疾患の原因、アレルゲンを少しずつ体に入れることで免疫を改善する治療法。日本ではスギ花粉症とダニの鼻アレルギーで健康保険が使える。政府が進める「花粉症対策」の発症・被曝対策の1つとして掲げられている治療だ。
花粉症診療に詳しい岡本美孝医師(千葉ろうさい病院)は、「海外では牧草やシラカバのアレルギーに対して古くから行われていた治療で、日本ではスギ花粉に対して70万人以上が受けている」と話す。




















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